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2025/01/22 自分でエアコン洗浄できる?
自分でエアコン洗浄を行うと、費用を抑えられる反面、適切な知識や技術がないと以下のようなリスクが伴います。リスクを把握したうえで、自己洗浄を検討しましょう。
- エアコン洗浄に伴うリスク
(1) 故障や不具合の原因になる
- 水漏れ
- 内部に水が侵入し、電子基板やセンサーが故障する可能性があります。
- 配管や配線の損傷
- 高圧洗浄や無理な力での清掃により、冷媒配管や配線が破損することがあります。
(2) 冷暖房の効率低下
- 内部汚れの取り残し
- フィルターや熱交換器の汚れを完全に除去できない場合、エアコンの効率が低下します。
- ファンの動作不良
- 洗浄中にファンがずれてしまうと、異音や風量低下を引き起こします。
(3) 感電やケガの危険性
- 感電事故
- 電源を切り忘れて作業した場合、感電のリスクがあります。
- 切り傷や怪我
- エアコン内部の鋭利な部品やフィンで手を傷つける可能性があります。
(4) ガス漏れの発生
- 冷媒ガスの漏れ
- 洗浄時に配管部分を動かしたり、接続が緩むことでガスが漏れる可能性があります。
- 修理費用の増加
- ガス漏れが発生すると、修理やガス充填に追加費用がかかります。
(5) エアコンの寿命を縮める
- 不適切な洗浄により部品が腐食したり、負荷がかかることでエアコンの寿命が短くなる可能性があります。
- 自己洗浄を行う際の注意点
(1) 必要な道具を準備する
- エアコン専用の洗浄スプレーを使用(市販品)。
- ビニールシートや受け皿を使い、水漏れを防ぐ。
(2) 電源を必ず切る
- 作業前にコンセントを抜き、感電を防止する。
(3) 過剰な水を使わない
- 水を大量に使用すると、内部に水が侵入するリスクが高まります。
(4) 配線や配管を触らない
- 配管や配線部分に触れないよう注意し、力を入れすぎない。
(5) 送風運転で乾燥させる
- 洗浄後は送風運転を10~20分行い、内部をしっかり乾燥させる。
- 自己洗浄が向いている場合
- 軽度の汚れに対処したい
フィルターや外側の掃除程度なら自己洗浄でも問題ありません。 - 定期的なメンテナンス
市販のスプレーを使った簡易清掃を数ヶ月に1回行うことで、汚れの蓄積を防ぎます。
- 業者に依頼したほうが良い場合
- エアコン内部が非常に汚れている
- カビ臭や目に見える汚れがひどい場合、プロによる分解洗浄が必要です。
- 冷暖房の効きが悪い
- 熱交換器やファンに付着した汚れが原因で、効率が低下している場合。
- 故障のリスクを避けたい
- 高価なエアコンや保証期間中の機器の場合、自己洗浄での故障を避けるため業者依頼が無難です。
- 業者依頼との比較
項目 | 自己洗浄 | プロのクリーニング |
費用 | 市販のスプレーで1,000~3,000円程度 | 8,000~25,000円程度(機種・範囲による) |
時間 | 短時間(1~2時間) | 訪問時間を含め半日程度 |
効果 | 軽度の汚れ除去が可能 | 内部の深い汚れやカビを完全除去 |
リスク | 故障やガス漏れの可能性 | 保証付きでリスクが低い |
- 判断ポイント
- 「軽い掃除だけで済ませたい」→ 自己洗浄でOK。
- 「内部が汚れていて効きが悪い」→ 業者依頼を検討。
エアコンのフィルターは自分で簡単にクリーニングでき省エネ効果や空調効率のUPに繋がるのでこまめにクリーニングしてあげましょう (*^^)v